子育てだよりの一覧

令和6年度 10月・11月

2024年10月6日

子ども達はお手伝いが大好きです。

みつる幼稚園では毎日「おとうばんさん」があります。クラスのお友達が順番に毎日お当番さんを交代で先生のお手伝いをしています。お手伝いといっても先生から頼まれた「ボードや手紙を職員室まで届ける」ことや、給食室まで「ごちそうさまカードを届ける」ことなど、簡単なかわいいお手伝いですが、次の「おとうばんさん」が来る日を、みんな楽しみに待っています。

子ども達は、本当は驚くほどいろいろなことができます。できることはさせてあげることも自立への第一歩につながると思います。反対に本当はできることを、大人が全てやってあげ続けると子ども達は「やってもらえるもの」となりがちです。

入園後は「靴の脱ぎ履き」「衣服の着脱」「帰る時の荷支度」「おトイレ」から、教員は声掛けをしながら、時には「見守り」時には「手伝い」、個々に応じて、状況に応じて、バランスを取りながら対応しています。

ご家庭でも、忙しい時、時間が迫っている時はなかなか見守ることは難しいかもしれませんが、時間に余裕がある時など、お子様が自分でやってみようとしている時は、見守りながら、自分自身でできた喜びを味合わせてあげることもいいと思います。

でも「なんでできないの」「どうして失敗するの」のような否定的な言葉はやめましょう。できなくても、失敗しても、子どもが挑戦しようとしたこと、頑張ってみたことを褒めてあげてください。失敗しても恥ずかしい事ではない、できなくてもダメなことではないと思えば、きっと将来挑戦する子が増えると思います。

失敗してもいいから挑戦しよう! できるようになろう! と思う気持ち。
大人も子どもも同じですね。

令和6年度 8月・9月

2024年8月1日

夏休みに入り、夏休み預かり保育の期間になりました。

夏休みが終わり、2学期がはじまると9月末には作品展があります。作品展では、製作過程を大切に考えています。ある目的に対して「真剣に取り組むこと」「集中すること」を子ども達には経験して欲しいと考えています。そして作品完成後の「達成感」「満足感」「充実感」を感じ、「何かのために頑張って良かった」との感覚をつかんで欲しいと願っています。

年少組さんは、はじめての作品展を楽しむこと。
年中組さんは、2回目の作品づくりでオリジナリティに少しチャレンジ。
年長組さんは、用意した材料から好きなテーマを自分で考えて、オリジナルで作ること。

と段階的なねらいを持って取り組んでいます。

ご家庭でもお子様が「お絵描き」「工作」をする機会はあると思います。上手に絵を書けたことを褒めてあげる「言葉がけ」と同時に、「頑張ったこと」も同時に褒めてあげる「言葉がけ」も大切にしてみてはいかがでしょうか。

子ども達が「やる気」がでるのは「褒められること」、さらに「やる気」がでるのは「大好きな人に褒められること」、もっと「やる気」がでるのは「たくさんの大好きな人に褒められること」と思います。パパ・ママ・じぃじ・ばぁば・兄弟などなどたくさんの人で「努力の過程」も一緒に褒めてあげてみてください。

令和6年度 6月・7月

2024年6月3日

子どもたちは絵本が大好きです。
大好きな大人に読んでもらうと大喜び。幼稚園では担任の先生ですね。

絵本の世界は様々です。芸術・文化・風習・伝承などいろいろなジャンルに興味・関心が広がり、豊かな心が育っていくきっかけとなるかと思います。低年齢のお子様には言葉のリズムのおもしろさを、繰り返し楽しめる絵本などがおすすめですね。意味がわからなくても、耳にきこえる音のおもしろさが、魅力的に感じると思います。繰り返し絵本を読んでもらうことで、だんだん絵本が好きになり、自然に絵本の世界の絵と言葉がむすびついてきます。

幼稚園の子ども達には、毎月絵本のプレゼントがあります。ただプレゼントするだけではなく、持ち帰る前に必ず主活動の中で絵本の活動を取り入れてから持ち帰っています。

年少さんは絵本が楽しいもの、おもしろいものと思ってもらうことを「ねらい」に。
年中さんは物語り絵本で、文字を知ることと想像すること「ねらい」に、
年長さんは伝承絵本で、文字を読むことを「ねらい」にして、絵本を選んでいます。

年齢に応じた絵本のチョイスはしていますが、年齢に対してすこし難しめのお話でも、子ども達は想像しながら、自ら考え、理解しようと集中しています。その頭の中の作業がいずれ、絵本の世界だけでなく、考える力、理解しようとする力につながると思います。

テレビ・DVD・YouTubeなど、視覚的効果に優れた物が普及している今だからこそ、あえてご家庭でも親子で少し絵本を読む時間を作ってみてはいかがでしょうか?

令和6年 4月・5月

2024年4月12日

幼稚園では新年度が始まりました。進級に喜んでいる子やドキドキしながら登園する新入園児さんの姿が見られます。

少子化の影響から最近は近所に同年代のお友達が少なくなってきて、入園してはじめてたくさんのお友達と出会うケースもめずらしくありません。幼稚園の集団生活はこれまで過ごしてきたご家庭の環境とは違うことがたくさんあります。

みんなはじめは不安がいっぱいです。「いっぱいお人がいるなぁ」「しらないお友達がいるなぁ」「ママがいないからさびしいなぁ」「何をして遊べばいいのだろう?」など思いながら、教員と一緒に遊んだり、お友達と遊んだりして過ごしていきます。

いきなり知らないお友達と遊ぶことは難しいことです。たまたま隣に並んで、同じおもちゃを使い始めれば、一緒に遊びがはじまります。それぞれが違う思いで遊んでいても、同じおもちゃを通じてお友達の存在に気がついたりしていきます。

不安そうなには、教員が「話しかけたり」「抱っこしたり」「手をつないだり」しながら、安心できるように子ども達に寄り添い過ごしていきます。そんな毎日を過ごす中で、当初不安が大きかった子ども達も表情が柔らかくなり、安心して遊んだり、おしゃべりするようになっていきます。

入園前の保護者様から「幼稚園に入る前にどれくらいのお友達と遊べばいいですか?」「幼稚園に入園するまでに何をしておくと良いですか?」などのご質問をよくお聞きします。もちろん、たくさんのお友達と小さい頃から遊ぶ経験は大切なものです。でも幼稚園や保育園に入る前に「うちの子はお友達と遊べるだろうか」と、心配のあまりいろいろなお友達と遊ぶ機会をなんとか増やそうとママが頑張りすぎて、ママやお子様にとって過剰なストレスになってはいけません。幼稚園に入園してから少しずつできることが増えれば良いと思います。

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