令和6年 2月・3月
あと2か月たらずで、年長組さんは卒園式です。
入園式ではお母さんのひざの上で抱っこされて、不安そうにしていたり、泣いていたりしていた子、座っていることができなくて立ち上がったり、歩き回っていた子ど、卒園式では証書授与の時間には、名前をよばれたら大きな声で元気よく返事ができ、みんなでお祝いの気持ちを込めて拍手を友達に贈り、式に集中します。約40分間のセレモニー。3年前の入園当初には、できなかったことばかりです。
子ども達が、進学に向け、期待と意欲を持って進んでいくためには、「ぼくは大丈夫。私は大丈夫』という自分に対する自信が必要です。「こんなことが、できるようになった」『こんなに大きくなった』と子どもが自分の成長を感じることで得られる自信です。卒園式ができたという自信は、小学校での新生活をスタートするための、自信になってくれることでしょう。
今年の卒園式でも立派に成長した姿を保護者の皆様に見ていただけると思っています。そして幼稚園としても安心して小学校へ送り出す事ができそうです。
子育ては、長い時間をかけてじっくり育てていく苗木のようなものです。お日様にあてたり、水をあげたり、たまには栄養もあげて。倒れそうになったら添え木をする、枝葉をいっぱい増やし、幹がくねくねまがってきたら、まがったまま伸びないように方向を正す。風が吹いても倒れないまっすぐな太い幹になるようにいつも、様子をみて愛情をかける。子ども自身が持っている伸びる力を信じ、いつも様子をみて、必要なときに手を差し伸べる。必要としてない時は、見守る。子どもが安心して羽ばたいていけるよりどころになっていけたら、子どもはどんどん伸びていけると思います。