令和5年 12月・1月
2023年12月3日
朝夕は寒い季節となり園庭の木々も冬支度です。冬に向けて、風邪に負けない丈夫な体作りを心がけましょう。
さて、みつる幼稚園では11月に幼稚園バスで近くの公園に出かけて、秋の自然をたっぷり満喫し、秋を見つけて自然に親しむことを「ねらい」とした園外保育にでかけました。芝生の上で遊んだり、ドングリを拾ったり…。拾ったドングリはクラスで植木鉢に植えてみんなで育て、芽が出ることを楽しみに春まで過ごします。
現代の情報社会では、子ども達の知識はとても豊富です。ドングリの種類や、気温の変化により木の葉の色が変化すること、虫の種類や、どの虫がどんな場所に生息しているのかなどなど… でも、実際に様々な種類のドングリを見つけたことはなかったり、知っている虫を見たことはなかったり、そもそも虫を触ることは嫌だったりと、知識と実体験が一致しない子が多いのも現状です。もちろんいろいろな事を知っていることは、すばらしいことです。あとは経験や体験がさらに加わればより豊かな心が育っていくと思います。
木の葉の色の違い、葉の形の違い、木の実の形や大きさの違いを肌で感じ、虫を見つけて驚いたり、図鑑で覚えたドングリを発見した時の喜びなど、そんなおどろきと発見の喜びを大切にしたいと考えています。自分の目で見て、手で触り、肌で感じた実体験からの疑問や知識は、きっと将来も忘れることのない知識へとつながることと思います。落ち葉やドングリに囲まれた雑木林、木登りをして遊ぶような自然と触れ合う遊びを行う場と機会は、昔に比べて減ってきています。ご家庭でも自然の変化について、お子様と一緒に公園で過ごす機会などを作ってみてはいかがでしょうか。