令和4年度 2月
卒園式まで2か月あまりとなりました。この時期はいつも3年前のことを思い浮かべます。もうすぐ一年生になる立派な年長さん達。でも年少組さんの時はママと離れることが寂しくて泣いていた子もいました。クラスで過ごすことが嫌で職員室で休憩していた子もいました。おむつだった子もいれば、先生の抱っこで過ごしていた子などなど…。3年前は本当にかわいらしい年少さんだった子ども達が、今ではたくましく、立派になって、いよいよ小学生になると思うと、嬉しくもあり、さみしくもなります。子ども達の成長を常に身近で感じられ、その成長の過程に寄与できる職業。あらためて幼稚園教諭のやりがいを感じる時期です。
さて、卒園式が終わると入園式です。かわいい子ども達がやってきます。入園直前の保護者様からの質問のナンバー1は「おむつ」に関する質問です。
「なかなかはずれないですけど・・・大丈夫でしょうか・・・」
大丈夫です。
こどもの成長には個人差があります。「〇〇ちゃんはおむつがはずれている」「△△くんは靴の脱ぎ履きができる」「●●くんは・・・」「▲▲ちゃんは・・・」と、いろいろな場面、様々な分野で、ついつい周りのお友達と比較してしまいがちですが、低年齢の子ども達ですので生まれ月によって差はでます。お兄ちゃんやお姉ちゃんのいる家庭と、そうでない家庭、家庭環境によっても差はでるのは当然です。個々の成長を認めていただければ良いと思います。
でも、「〇〇できないと幼稚園に入れないよ!」「できないと先生におこられるよ!」 の声掛けはなるべく控えてくださいね。子ども達の意識の中で「幼稚園の先生は怖い人」「幼稚園は怖いところ」となってしまうかもしれませんので・・・できなかったことが少しずつできるようになっていくのが幼稚園です (^^)