令和4年度 7月
2022年7月6日
子どもたちは絵本や紙芝居が大好きです。
大好きな大人に読んでもらうと大喜び。幼稚園では担任の先生ですね。
さまざまな絵本の世界は、芸術・文化・風習・伝承などいろいろなジャンルに興味・関心が広がり、豊かな心が育っていくきっかけとなるかと思います。低年齢のお子様には言葉のリズムのおもしろさを、繰り返し楽しめる絵本などがおすすめです。意味がわからなくても、耳にきこえる音のおもしろさが、魅力的に感じると思います。
繰り返し絵本を読んでもらうことで、だんだん絵本が好きになり、自然に絵本の世界の絵と言葉がむすびついてきます。
幼稚園の子ども達も、担任の先生に絵本や紙芝居を読んでもらっているときの表情は真剣そのものです。年齢に応じた絵本のチョイスをすることが多いのですが、あえて年齢に対してすこし難しめのお話の絵本を用いることで、子ども達は空想したり、想像したりしながら、自分で考え、理解しようと集中しています。
絵本の世界は静止画の世界ですので、自分の頭の中で登場人物や風景を動かして想像して楽しむことが必須となります。動画の正解とは全く異なる楽しみ方ですね。その経験が絵本の世界だけでなく、想像する、考える、理解しようとする力に少しはつながっていくと思いっています。
テレビ・DVD、YouTubeが普及している今だからこそ、あえてご家庭でも、親子で少し絵本を読む時間を作ってみてはいかがでしょうか?